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Windows PEのカスタマイズ(PE3.1応用編3) [Windows PE]

最終更新日:2015/05/07

前提条件:基本編を読んでいる事を前提に書いてあります。
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-04-14-3
応用編1は設定変更が主です。
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-04-14-4
応用編2はドライバー操作が主です。
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-04-20
ドライバーリンク集
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-04-20-1

処理内容の説明及び注意事項
32Bit版の場合
「C:\PE31_32」
「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\x86\WinPE_FPs」
「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\x86\WinPE_FPs\ja-jp」
64Bit版の場合
「C:\PE31_64」
「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\amd64\WinPE_FPs」
「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\amd64\WinPE_FPs\ja-jp」
32Bit版と64Bit版で異なる点はこの3か所だけです。 64Bit版の作業を行う際は、お手数ですが、この3か所を置換してください。

・無線機能の追加
Windows PEの起動前に無線よりネットワークブートすることはできません。
有線LANが利用できず、尚且つ外付けUSBメモリやUSBHDDも利用が難しい場合くらいにしか使うことはないと思います。
別途バッチファイル等準備中

日本語入力の追加方法
方法は主に2種類あります。
1.IMEを追加する方法
2.ソフトウェアキーボードを追加する方法

・IMEを追加する方法
Input Method Editor (IME) を Windows PE に追加する
公式ページ
https://technet.microsoft.com/ja-jp/library/dd744589(v=ws.10).aspx

バッチファイルの中身ですが、このままコピペでは危ないので、別途ファイルとして用意します。
前提条件:
PE 32Bit
windows PEのマウントされているフォルダのwindowsフォルダ「C:\PE31_32\mount\Windows」
PE 64Bit
windows PEのマウントされているフォルダのwindowsフォルダ「C:\PE31_64\mount\Windows」
組み合わせに気を付けてダウンロードしてください。
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-05-07-13

Windows PE 4.0以降ではIMEの追加ができない旨が記載されています。
公式ページ
Windows PE 4.0 以降では Input Method Editor (IME) は追加できません
https://support.microsoft.com/en-us/kb/2900836/ja
これは正確ではありません。実際には追加もできますし動作も致します。
ただ、いくつか注意点があります。
1.Windows8以降もしくは、Office IME 2010等Office向けのIMEは現在追加してもうまく動作いたしません。
Windows7よりIMEを移植する必要があります。
2.ライセンス的な話としてWindows7を持っていると仮定しますが、その場合でも移植してよいかどうかは明言されているページは発見できておりません。
ライセンス的な意味でNGであった場合は、PE4.0以降では利用できないです。

google imeは追加可能なようですが、スタンドアロンインストーラーから自力でファイルを配置して、幾つか設定が必要なようです。
私自身は必要性を感じず、細かく確認はしていません。
他にもいくつかIMEはありますが、一切確認はしておりません。
興味のある方は、自力で挑戦すると面白いかもしれません。

・ソフトウェアキーボードを追加する方法
Fスクリーンキーボード
http://www.vector.co.jp/soft/winnt/util/se501488.html
こちらのソフトウェアですが、タブレット端末でも利用可能です。
英語も日本語も入力可能ですので、キーボードが利用できない環境向けだと思います。
ただし、通常の状態では32BitPE上でしか動作いたしません。
私が試した中では、特別な追加データを必要とせず、尚且つ正常に動作し、日本語と英語が利用できたのはこのソフトだけでした。
利用方法
ダウンロードしたファイルを解凍して、「C:\PE31_32\mount\Windows\System32\tool\key」等にコピーPEが起動したらEXEを実行するだけです。
WIMファイルの容量を少しでも抑えたい場合は、「C:\PE31_32\ISO\tool\key」等に配置します。
そうするとDVDやUSBメモリ作成後「\tool\key」より利用できます。

・ソフトウェアの追加
単体起動可能なものを
「C:\PE31_32\mount\Windows\System32\tool」
等にコピーPEが起動したらEXEを実行するだけです。
WIMファイルの容量を少しでも抑えたい場合は、
「C:\PE31_32\ISO\tool」
等に配置します。
Fスクリーンキーボードもこういったアプリの1つです。
国内・海外含め色々あるので、自分の用途に合わせて探してみてください。
例として海外のHPをリンクしておきます。
http://portableapps.com/

Windows PEのファイアウォールを無効にする。
複数の方法がありますが、有効無効を簡単に切り替えやすい方法を説明します。
「C:\PE31_32\mount\windows\system32\startnet.cmd」の中身を変更します。
wpeinit /unattend=x:\windows\system32\unattend.xml
wpeinitにunattend.xmlを読み込ませて一時的に設定を変更します。
こちらからダウンロード可能です。
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-05-07-11

業者向け情報
Symantec Ghost Solution Suiteは今無料で3.0ベータ版がお試しできる。2015年05月01日現在
http://www.ghost.com
夏には正式に3.0発売予定
この業界では頻繁に利用されるこのソフトですが、マルチキャスト配信する際には、Windows PEのファイアウォールを無効にしないと1台ずつしかコピーできません。
GhostのEXE自体は、単体動作可能なので適当な場所に組み込めば問題ありません。
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タグ:Windows PE

Windows PEのカスタマイズ(PE3.1応用編2) [Windows PE]

最終更新日:2015/04/15

前提条件:基本編を読んでいる事を前提に書いてあります。
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-04-14-3
応用編1は設定変更が主です。
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-04-14-4
ドライバーは事前にダウンロード済みで「C:\PEDrivers_31」にドライバー毎にフォルダを作成している前提で書いています。
もし32Bit版と64Bit版両方を利用する場合は、
C:\PEDrivers_31\32」と「C:\PEDrivers_31\64」という感じで分けておき、ドライバーを指定する際に「C:\PEDrivers_31」ではなく「C:\PEDrivers_31\32」という具合に指定すれば問題ありません。

ドライバーリンク集
http://urawaza-manual.blog.so-net.ne.jp/2015-04-20-1

処理内容の説明及び注意事項
32Bit版の場合
「C:\PE31_32」
「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\x86\WinPE_FPs」
「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\x86\WinPE_FPs\ja-jp」
64Bit版の場合
「C:\PE31_64」
「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\amd64\WinPE_FPs」
「C:\Program Files\Windows AIK\Tools\PETools\amd64\WinPE_FPs\ja-jp」
32Bit版と64Bit版で異なる点はこの3か所だけです。 64Bit版の作業を行う際は、お手数ですが、この3か所を置換してください。


ドライバー関連やその他追加方法

・ドライバーの確認方法
dism /image:C:\PE31_32\mount /Get-Drivers
説明
dism /image: ここで設定するイメージの場所を指定します。
C:\PE31_32\mount これがイメージの場所
/Get-Drivers このコマンドで情報を表示します。
補足
イメージイ内のドライバー パッケージに関する基本情報を表示します。
既定では、サードパーティ ドライバーのみが一覧表示されます。
/all 引数を使用すると、既定のドライバーとサードパーティ ドライバーの情報が表示されます。
例:dism /image:C:\PE31_32\mount /Get-Drivers /all
更に
/Format:Table を追加で表形式で表示されます。
例:dism /image:C:\PE31_32\mount /Get-Drivers /all /Format:Table
/Format:List  を追加で一覧形式で情報が出力されますが、既定は一覧形式なので省略可

・ドライバーの確認方法(詳細)
dism /image:C:\PE31_32\mount /Get-DriverInfo /driver:"C:\PEDrivers_31\XXXX.inf"
説明
「XXXX.inf」のXXXXの部分は実際のファイル名と置き換えてください。
dism /image: ここで設定するイメージの場所を指定します。
C:\PE31_32\mount これがイメージの場所
/Get-DriverInfo このコマンドで情報を表示します。
/driver:"C:\PEDrivers_31\XXXX.inf" このオプションで詳細を表示するドライバー情報ファイルのパスとファイル名を指定します。
補足
/driver オプションを複数回使用して、複数のドライバーを指定できます。

・ドライバーの追加方法(単体)
Dism /image:C:\PE31_32\mount /Add-Driver /driver:"C:\PEDrivers_31\XXXX.inf"
説明
「XXXX.inf」のXXXXの部分は実際のファイル名と置き換えてください。
dism /image: ここで設定するイメージの場所を指定します。
C:\PE31_32\mount これがイメージの場所
/Add-Driver  このコマンドでドライバーを追加します。
/driver:"C:\PEDrivers_31\XXXX.inf" このオプションで追加するドライバー情報ファイルのパスとファイル名を指定します。
補足
複数指定した場合
DISM /image:C:\PE31_32\mount \Add-Driver /driver:"C:\PEDrivers_31\1.inf" /driver:"C:\PEDrivers_31\2.inf"
1.inf 2.infの順番にインストールされていきます。
また、無効なファイルを指定した場合は、無視されて処理が継続されます。
ログにはエラー内容が表示されます。

・ドライバーの追加方法(一括)
Dism /image:C:\PE31_32\mount /Add-Driver /driver:"C:\PEDrivers_31"
説明
dism /image: ここで設定するイメージの場所を指定します。
C:\PE31_32\mount これがイメージの場所
/Add-Driver  このコマンドでドライバーを追加します。
/driver:"C:\PEDrivers_31" このオプションで追加するドライバー情報ファイルのパスを指定します。
補足
"C:\PEDrivers_31"の直下にあるファイルを、自動で検索し追加していきます。
ただし、"C:\PEDrivers_31"の下にフォルダを作成していた場合は、無視されます。
例:"C:\PEDrivers_31\chipset"
chipsetフォルダ内のドライバーは検索してくれません。
サブフォルダも対象にする場合は、/recurseを追加します。
例:Dism /image:C:\PE31_32\mount /Add-Driver /driver:"C:\PEDrivers_31" /recurse
更に64BitOS等デジタル署名が必要な環境に未署名のドライバーを追加する場合は、/ForceUnsignedを追加します。
例:Dism /image:C:\PE31_32\mount /Add-Driver /driver:"C:\PEDrivers_31" /recurse /ForceUnsigned

・ドライバーの削除方法
Dism /image:C:\PE31_32\mount /Remove-Driver /driver:\XXXX.inf
説明
「XXXX.inf」のXXXXの部分は実際のファイル名と置き換えてください。
dism /image: ここで設定するイメージの場所を指定します。
C:\PE31_32\mount これがイメージの場所
/Remove-Driver  このコマンドでドライバーを追加します。
/driver:XXXX.inf このオプションで削除するドライバー情報ファイルのファイル名を指定します。
補足
ドライバーが追加されると、Oem0.inf、Oem1.inf などの名前が付けられます。
ドライバーを削除するにはこの公開名 (Oem1.inf など) を指定する必要があります。
既定のドライバーを削除することはできません。
タグ:Windows PE

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